ユーザー指定の充電地点を使用してルートを計算する
/routesエンドポイントを呼び出し、ev[makeReachable]=trueパラメーターを追加することで、電気自動車 (EV) が到達可能なルートを作成できます。このパラメーターを使って作成されたルートには、自動的に追加された充電地点が含まれます。
充電地点の数、場所、または充電所要時間を変更して、特定の場所での停止や、一般利用ができない設備の利用など、特定の要件に応じてルートを作成できます。
注
ev[makeReachable]がfalseに設定されたルートにも、充電地点は追加できます。
EV到達可能ルートを変更する
次の例は、ev[makeReachable]をtrueに設定してAPIを呼び出すことで自動的に追加された充電地点を含む、EV到達可能ルートを変更する方法を示します。
別のスタンドで充電する
次のAPIコールは、初期充電率が約50%の中型EVが、ベルリンからドレスデンまでの到達可能なルートを取得します。
curl -gX GET 'https://router.hereapi.com/v8/routes?'\
'origin=52.53072,13.38491&'\
'destination=51.056188,13.723614&'\
'return=polyline,summary,actions,instructions&'\
'transportMode=car&'\
'consumptionModel=physical&'\
'ev[auxiliaryPowerConsumption]=2000&'\
'ev[recuperationEfficiency]=0.8&'\
'ev[driveEfficiency]=0.9&'\
'vehicle[currentWeight]=2500&'\
'vehicle[frontalArea]=2.36&'\
'vehicle[rollingResistanceCoefficient]=0.0066&'\
'vehicle[airDragCoefficient]=0.23&'\
'ev[initialCharge]=39&'\
'ev[maxCharge]=77&'\
'ev[maxChargeAfterChargingStation]=77&'\
'ev[minChargeAtChargingStation]=7&'\
'ev[minChargeAtDestination]=7&'\
'ev[chargingCurve]=0,96,8,193,16,200,32,190,48,96,64,48,80,5&'\
'ev[chargingSetupDuration]=300&'\
'ev[connectorTypes]=Tesla,iec62196Type2Combo,Chademo,iec62196Type1Combo,gbtDc&'\
'ev[makeReachable]=true&'\
'apiKey=YOUR_API_KEY'
APIは、目的地に到達するまでに1か所の充電地点で10分間充電する必要のあるルートを返します。自動追加された充電地点を含むセクションのarrival.chargeプロパティの値が、ev[minChargeAtChargingStation]パラメーターで設定した値よりも大きい場合、充電せずにルートに沿ってさらに進むことができます。この情報を活用すれば、付近に充電スタンドがある特定のレストランで停車できるようにルートを変更することができます。
一般利用可能な充電スタンドに関する情報は、HERE Geocoding and Searchの/browseエンドポイントから取得できます。詳細については、「HERE Geocoding & Search - 開発者ガイド」を参照してください。
次の例に示すように、HERE Geocoding and Searchからのレスポンスには、選択した場所の周辺にある充電スタンドのコネクターのリストが含まれています。
"evStation": {
"connectors": [
{
"supplierName": "EWE Go",
"connectorType": {
"name": "IEC 62196-3 type 2 combo (Mennekes)",
"id": "34"
},
"fixedCable": true,
"maxPowerLevel": 300.0,
"chargingPoint": {
"numberOfConnectors": 2,
"voltsRange": "750-750V DC",
"ampsRange": "400A",
"numberOfAvailable": 1,
"numberOfInUse": 1,
"lastUpdateTimestamp": "2024-12-17T13:02:11.000Z"
}
}
],
"totalNumberOfConnectors": 2,
"access": "public"
}このレスポンスから車両に対応しているコネクターの詳細を取得し、viaパラメーターを使用して充電経由地としてルート検索リクエストに追加することができます。
via=51.849692,13.907567!charging=(power=300;current=400;voltage=750;minDuration=1200;maxDuration=2700;supplyType=dc)
この設定では、停車時間が20分以上45分以内であることを想定しています。これには、準備時間 (充電器への接続、充電器の起動、認証など) が300秒 (5分) 含まれます。
上のような設定を行うと、ユーザーが指定した充電地点のみが含まれ、15分の充電時間と5分の準備時間が想定されるルートが作成されます。このルートでは、車両のバッテリーを残した状態で問題なく目的地に到着できます。
ev[makeReachable]=trueを使用し、minDurationを非常に低い値に設定すると、APIはユーザーが指定した充電地点で短時間だけ充電するように提案します。より高出力のスタンドが付近にある場合、APIはそのスタンドで充電する代案を提示できます。
自動追加された充電地点での充電時間を変更する
自動追加された充電地点での充電時間を変更するには、viaパラメーターを使用して場所をリクエストに追加し、minDurationおよびmaxDurationパラメーターを使用して希望する充電時間を設定します。
自動追加された充電スタンドで使用可能なコネクターの詳細を取得するには、スタンドの場所IDを使ってHERE Geocoding and Search APIの/lookupエンドポイントにクエリを送りします。自動追加された充電スタンドの場所IDは、ルートレスポンス内の、該当区間のarrival.place.idプロパティに返されます。
場所IDを使用して情報を取得する方法の詳細については、「Lookup」を参照してください。
このスタンドはルート内のvia経由地として扱われ、ユーザー指定の充電地点と見なされます。
充電地点を追加して、EVが到達可能なルートにする
充電地点を手動で追加することで、ev[makeReachable]をfalseに設定して作成したルートを、EVが到達可能なルートにできます。
次のAPIコールは、ベルリンからシュヴァルバッハまでの中型EV向けのルートを取得します。
curl -gX GET 'https://router.hereapi.com/v8/routes?'\
'origin=52.53072,13.38491&'\
'destination=50.16193,8.53361&'\
'return=polyline,summary,actions,instructions&'\
'spans=notices&'\
'transportMode=car&'\
'consumptionModel=physical&'\
'ev[auxiliaryPowerConsumption]=2000&'\
'ev[recuperationEfficiency]=0.8&'\
'ev[driveEfficiency]=0.9&'\
'vehicle[currentWeight]=2500&'\
'vehicle[frontalArea]=2.36&'\
'vehicle[rollingResistanceCoefficient]=0.0066&'\
'vehicle[airDragCoefficient]=0.23&'\
'ev[initialCharge]=39&'\
'ev[maxCharge]=77&'\
'ev[maxChargeAfterChargingStation]=77&'\
'ev[minChargeAtChargingStation]=7&'\
'ev[minChargeAtDestination]=7&'\
'ev[chargingCurve]=0,96,8,193,16,200,32,190,48,96,64,48,80,5&'\
'ev[chargingSetupDuration]=300&'\
'ev[makeReachable]=false&'\
'ev[connectorTypes]=Tesla,iec62196Type2Combo,Chademo,iec62196Type1Combo,gbtDc&'\
'apiKey=YOUR_API_KEY'
このルートは、初期充電量が約50%で出発した場合は到達できません。EVがバッテリー切れになる、ルート上の正確な位置に関する通知を受け取るには、リクエストにspans=noticesパラメーターを追加します。noticesのインデックスは対応するoffsetに関連付けられています。次のAPIレスポンスの抜粋に示すように、`offset`はデコードされたpolyline内の地点をインデックスします。
{
"routes": [
{
"...": {},
"polyline": "...",
"sections": [
{
"spans": [
{
"offset": 0
},
{
"offset": 3124,
"notices": [
0
]
}
],
"notices": [
{
"title": "The vehicle will go out of battery along this section.",
"code": "outOfCharge",
"severity": "info"
},
{
"title": "The arrival charge of section is below minChargeAtDestination",
"code": "violatedMinChargeAtDestination",
"severity": "info"
}
],
"...": {}
}
]
}
]
}ルート上の、EVの充電がなくなる前の位置を選択し、その付近の充電スタンドをHERE Geocoding and Search APIの/browseエンドポイントを使用して検索できます。
以下は位置51.55536215,12.19285736についてのレスポンスの抜粋です。
"evStation": {
"connectors": [
{
"supplierName": "Aral Pulse",
"connectorType": {
"name": "JEVS G 105 (CHAdeMO)",
"id": "29"
},
"fixedCable": true,
"maxPowerLevel": 100.0,
"chargingPoint": {
"numberOfConnectors": 3,
"voltsRange": "500-500V DC",
"ampsRange": "200A",
"numberOfAvailable": 3,
"lastUpdateTimestamp": "2024-12-17T14:54:14.000Z"
}
},
{
"supplierName": "Aral Pulse",
"connectorType": {
"name": "IEC 62196-3 type 2 combo (Mennekes)",
"id": "34"
},
"fixedCable": true,
"maxPowerLevel": 300.0,
"chargingPoint": {
"numberOfConnectors": 6,
"voltsRange": "1000-1000V DC",
"ampsRange": "300A",
"numberOfAvailable": 6,
"lastUpdateTimestamp": "2024-12-17T14:54:14.000Z"
}
}
],
"totalNumberOfConnectors": 9,
"access": "public"
}充電スタンドで使用可能なMennekesコネクターの詳細情報を使用して、充電スタンドを追加できます。
via=51.555355,12.192857!charging=(power=300;current=300;voltage=1000;supplyType=dc;minDuration=1200;maxDuration=1800)&
このvia経由地を設定した場合にAPIが返すルートでは、EVはより遠くまで到達できるものの、目的地までは到達できません。
これは、経由地オプションmaxDuration=1800によって、EVが充電スタンドに最大30分しか滞在できないよう制限されているためです。この場合、maxDuration=3000を設定すると、他の充電地点がなくても目的地に到達できるルートになりますが、変わりにminChargeAtDestinationを満たさなくなります。
充電量を制限する可能性のある別のパラメーターとしてev[maxChargeAfterChargingStation]があります。このパラメーターは、ルートの残りを走行するには十分でない可能性があります。
車両が目的地に到達できるようにするには、EVが充電不足になる地点付近にある他のvia経由地をさらに追加して、充電地点を増やします。
自動追加の充電地点とユーザー指定の充電地点を組み合わせる
ユーザー指定の充電地点を1つ以上使用する場合でも、ユーザーがルート上の充電地点をすべて追加する必要があるわけではありません。ユーザー指定の充電地点と、自動追加された充電地点を組み合わせることができます。
これを行うには、ユーザー指定の充電地点を追加した後にev[makeReachable]=trueを使用します。これにより、選択された目的地にEVが到達できるように、充電地点が自動的に追加されます。
ユーザー指定の充電地点のいずれかにEVが到達できない場合でも、ev[makeReachable]=trueを使用すると、APIが既存の充電地点の間に充電地点を自動的に追加して、車両がルートを完走できるようにします。
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